春日部市上蛭田|豊春駅近く|呼吸器科・内科・外科|土日診療あり

一般内科・生活習慣病

このような症状やお悩みがある方はご相談ください。

  • 風邪、のどの痛み
  • 血圧が高い、頭痛、めまい
  • コレステロールが高い
  • 血糖が高い
  • 尿酸値が高い
  • 花粉症、アレルギー
 

 

目次

    発熱を伴うかぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などを症状だけから判別することは非常に困難です。当院では発熱患者さんの診療を行う場として発熱外来を設置しております。

    発熱外来のご案内はここから

     

    感冒(かぜ)は、主にウイルスによって引き起こされる感染症です。風邪のウイルスは非常に多く、200種類以上の異なるウイルスが原因となることがあります。以下に、風邪の主な原因ウイルスをいくつか挙げます:

    • ライノウイルス: 風邪の最も一般的な原因で、約40-50%の風邪がライノウイルスによって引き起こされます。特に秋と春に多く発生します。
    • コロナウイルス: 数種類のコロナウイルスが風邪の原因となります。SARSやMERS、新型コロナウイルス(COVID-19)とは異なる風邪の症状を引き起こすものも含まれます。
    • アデノウイルス: 咽頭炎や結膜炎(プール熱)なども引き起こすウイルスです。
    • RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス): 特に乳幼児や高齢者に重症化することがあります。
    • パラインフルエンザウイルス: 咽頭炎やクループ(喉頭蓋炎)を引き起こすことがあります。


    感冒(かぜ)のほとんどはウイルスが原因ですが、細菌が関与することもあります。ただし、細菌による風邪症状は通常、ウイルス感染の後に二次的な感染として発生します。特に発熱黄色や緑色痰の増加のどの痛みが強くなる場合,細菌感染の可能性を注意する必要があります。以下に、風邪症状を引き起こすことがある主な細菌を挙げます:

    • A群溶血性連鎖球菌:咽頭炎や扁桃炎を引き起こすことがあり、特に子供に多く見られます。
    • 肺炎マイコプラズマ:風邪に似た症状を引き起こし、特に若年者や成人に影響を与えます。
    • 肺炎クラミジア:風邪症状と似た咳や発熱を引き起こすことがあります。
    • ヘモフィルス・インフルエンザ:特に小児に多く見られ、風邪の症状とともに中耳炎や副鼻腔炎を引き起こすことがあります。


    風邪の治療は主に症状の緩和を目的としています。風邪の原因はウイルスであるため、特定の治療法はありませんが、以下の方法で症状を軽減することができます:

      • 安静と水分補給

      • 水分を多く摂る:

      • 鎮痛薬と解熱薬

      • 加湿器の使用

      • 鼻づまりの緩和

      • 鎮咳薬(咳止め)による 咳の緩和

      • 細菌による二次感染の場合抗菌薬の内服

    😣インフルエンザの主な症状は:

      • 発熱:37.8°C以上の高熱が続くことが多いです。

      • :乾いた咳が続くことが多いです。

      • 筋肉痛:特に首や背中、脚の筋肉が痛むことがあります。

      • 頭痛:強い頭痛が続くことがあります。

      • 鼻水:鼻水が多くなることがあります。

      • 喉の痛み:喉が痛むことがあります。

      • 倦怠感:全身がだるく感じることがあります。

    💊インフルエンザの治療には

      • 休養:十分な休息をとることが重要です。

      • 水分補給:水分をしっかり摂ることで体を冷やし、症状を和らげることができます。

      • 解熱剤:発熱や痛みを和らげるために、アセトアミノフェンなどの解熱剤を使用します。
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      • 抗ウイルス薬:インフルエンザの早期治療には、オセルタミビル(タミフル)やザナミビル(リレンザ)などの抗ウイルス薬が効果的です。ただし、これらの薬は早期に服用することが重要です。

    インフルエンザ感染後の出席停止期間

    • 子供がインフルエンザに感染した場合、学校保健安全法で出席停止の期間が以下のように定められています。

    「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」
    ※発症当日および解熱当日を0日目として計算する。

    インフルエンザ感染後の出勤停止期間

    • インフルエンザに感染した場合の出勤停止期間は、法律では定められていません。それぞれの状況や考え方で判断することとなりますが、会社の就業規則に定められている場合もありますので、所属長に確認するようにしましょう。一般的には、就学児の出席停止の基準である「発症後5日間が経過し、かつ解熱後2日間」を目安とし、少なくとも発症から5日間は出勤できないことが多いようです。

     

    インフルエンザウイルスは発症前日から発症後5〜7日程度、他人にうつす力があることが知られています。
    解熱しても体内でのウイルス排出はすぐには止まりません。
    そのため「熱が下がった=もう大丈夫」と判断するのは早計です。

    また、タミフルやゾフルーザなどの抗インフルエンザ薬を使用しても出勤時期は短縮されません。
    症状は早く軽快しても、感染性は一定期間残るためです。

    😣 新型コロナウイルス感染症の症状

    • 軽症例:発熱、咳、咽頭痛、鼻水、倦怠感、頭痛、筋肉痛、嗅覚・味覚障害など

    • 中等症例:呼吸困難、SpO₂低下、肺炎像の出現

    • 重症例:急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、多臓器不全、ショック

    • 後遺症(Long COVID):倦怠感、集中力低下、呼吸困難、嗅覚障害などが数週間〜数か月持続することがある

    🔬 新型コロナウイルス感染症の診断

    • PCR検査:ウイルス遺伝子を検出する高感度検査。確定診断に用いられる

    • 抗原検査:迅速診断に有効。発症後数日経過した症例で精度が高い

    • 抗体検査:過去の感染歴確認に使用されるが、急性期診断には不適

    • 画像検査:胸部レントゲン,CTで両側性すりガラス陰影が特徴的

    💊 新型コロナウイルス感染症の治療

    • 軽症例:発熱、咳、咽頭痛、鼻水、倦怠感、頭痛、筋肉痛、嗅覚・味覚障害など

    • 中等症例:呼吸困難、SpO₂低下、肺炎像の出現

    • 重症例:急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、多臓器不全、ショック

    • 後遺症(Long COVID):倦怠感、集中力低下、呼吸困難、嗅覚障害などが数週間〜数か月持続することがある

    新型コロナウイルス感染症の出席停止期間

    • 子供が新型コロナウイルスに感染した場合、学校保健安全法で出席停止の期間が以下のように定められています。

    「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」、つまり症状が軽快した日から2日目が出席可能日です.
    ※発症当日および症状軽快当日を0日目として計算する。

    • 発症日(発熱や呼吸器症状有り)を0日とします。
    • 「軽快」とは解熱剤を使用せずに解熱し、呼吸器症状が改善傾向にあること。
    • 発症から10日を経過するまでは、マスクを着用を推奨。

    新型コロナウイルス感染症の出勤停止期間

    • 新型コロナウイルスに感染した場合の出勤停止期間は、法律では定められていません。それぞれの状況や考え方で判断することとなりますが、会社の就業規則に定められている場合もありますので、所属長に確認するようにしましょう。
    • 学校における出席停止期間を参考にするのが一助かもしれません。

    高血圧症

    高血圧症(高血圧)の症状

    高血圧の初期段階では症状がほとんどないことが多いです。しかし、長期間にわたって高血圧が続くと、次のような症状が現れることがあります:

      • 頭痛:特に側頭部に強い頭痛が現れることがあります。

      • 視力の変化:目の痛みや視力の低下が見られることがあります。

      • 耳鳴り:耳の中で音がすることがあります。

      • 息切れ:軽い運動でも息切れを感じることがあります。

    高血圧にはいくつかのリスクがあります。例えば、心臓病、脳卒中、肝臓疾患、腎臓疾患などがあります。また、高血圧は糖尿病や視力の低下にも関連しています。

    成人における高血圧の診断基準(mmHg)

    高血圧症(高血圧)の治療

     

    高血圧症(高血圧)の治療には、主に生活習慣の改善と薬物療法が含まれます。以下に具体的な治療方法を紹介します:

    食事:

      • 減塩: 塩分の摂取を控えることで血圧を下げる効果があります。

      • バランスの取れた食事: 野菜や果物、全粒穀物、低脂肪の乳製品を多く摂ることが推奨されます(DASH食)。

      • カリウム摂取: カリウムが豊富な食べ物(バナナ、ほうれん草、トマトなど)を摂ることで血圧を調整します。

    運動:

      • 定期的な運動: 有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)を週に少なくとも150分行うことが推奨されます。

    体重管理:

      • 適正体重の維持: 体重を減らすことで血圧を下げる効果があります。

    禁煙:

      • 喫煙の中止: 喫煙は血圧を上げるため、禁煙が重要です。

    アルコール制限:

      • アルコール摂取の制限: 男性は1日2杯、女性は1日1杯以内に抑えることが推奨されます。

      • 降圧薬:
          • 利尿薬: 余分なナトリウムと水分を排出することで血圧を下げます。

          • β遮断薬: 心拍数を減少させ、血圧を下げます。

          • ACE阻害薬: 血管を広げ、血圧を下げます。

          • カルシウム拮抗薬: 血管の収縮を抑え、血圧を下げます。

          • アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB): 血管を広げ、血圧を下げます。

    3.ストレス管理

      • リラクゼーション: ヨガや瞑想、深呼吸などのリラクゼーション技術を用いてストレスを軽減します。

      • 医師とのフォローアップ: 定期的に医師の診察を受け、血圧のモニタリングと治療計画の見直しを行います。

    高血圧は長期的な管理が必要な疾患ですので、生活習慣の改善と医師の指導に従って治療を続けることが大切です。

    糖尿病

    糖尿病の症状

      • 多尿(ポリ尿): 一日に多量の尿を排出する。

      • 口渇: 頻繁に口が渇く。

      • 体重減少: 突然の体重減少が見られる。

      • 疲労感: 無理なくしても疲れやすくなる。

      • 視力の変化: 視力が急に悪くなる。

    糖尿病の合併症

      • 心血管疾患: 心臓病や脳卒中のリスクが高まる。

      • 神経障害: 糖尿病性神経障害により、感覚の喪失や痺れが生じる。

      • 腎臓病: 糖尿病性腎症により、腎機能が低下する。

      • 眼の問題: 糖尿病性網膜症により、視力が失われることがある。

    糖尿病の治療

      • 食事管理: バランスの取れた食事を心がける。

      • 運動: 定期的な運動を行う。

      • 薬物療法: 血糖値をコントロールするための薬を服用する。

      • インスリン療法: 必要に応じてインスリンを注射する。

    糖尿病の予防

      • 健康的な食事: バランスの取れた食事を心がける。

      • 運動: 定期的に運動を行う。

      • 体重管理: 体重を適切に管理する。

      • 定期検診: 定期的に健康診断を受ける。

    脂質異常症

    脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールやトリグリセリド)のバランスが乱れた状態を指します。この状態が続くと、以下のような症状が現れることがあります:

      • 動脈硬化:心臓病や脳卒中のリスクが高まります。

      • 心臓病:心筋梗塞や心臓発作のリスクが増加します。

      • 脳卒中:脳の血管が詰まることで、脳卒中のリスクが高まります。

    脂質異常症の主な種類

      1. 高コレステロール血症:
          • LDLコレステロール(悪玉コレステロール): 高いレベルが動脈硬化の原因となる。

          • HDLコレステロール(善玉コレステロール): 低いレベルがリスク要因となる。

      1. 高トリグリセリド血症:
          • 血液中のトリグリセリドのレベルが高い状態。

    リスク要因

      • 遺伝: 家族歴がある場合、リスクが高まります。

      • 生活習慣: 不健康な食事、運動不足、喫煙などがリスクを増加させます。

      • 他の疾患: 糖尿病や高血圧などが関係します。

    主な症状

      • 脂質異常症自体には通常、症状がありません。しかし、進行すると動脈硬化や心血管疾患のリスクが増加し、これらの病気の症状が現れることがあります。

    治療方法

      • 食事管理: 低脂肪食や食物繊維の多い食事を心がけます。

      • 運動: 定期的な運動を行い、体重を適正に保ちます。

      • 薬物療法: 必要に応じて、スタチンなどの薬が処方されます。

      • 生活習慣の改善: 喫煙や過度の飲酒を避けることも重要です。

    予防

      • 健康的な食事と適度な運動を日常生活に取り入れ、定期的な健康診断を受けることが重要です。

    もし具体的な症状や治療についてさらに知りたい場合は、医師に相談することをお勧めします。

    高尿酸血症・痛風

    高尿酸血症は、血液中の尿酸の濃度が異常に高くなる状態です。尿酸は、プリンという物質が体内で分解される際に生成される廃棄物です。通常、尿酸は血液を通じて腎臓に運ばれ、尿として体外に排出されますが、尿酸の生成が過剰になるか、排出が不十分な場合、血液中に尿酸が蓄積しやすくなります。

    高尿酸血症の特徴

      • 症状がないことが多い: 高尿酸血症そのものには通常、目立った症状はありません。しかし、尿酸の結晶が関節に蓄積すると、痛風という激しい関節痛を引き起こすことがあります。

      • 痛風の原因: 高尿酸血症が長期間続くと、尿酸の結晶が関節や周辺組織に蓄積し、痛風発作を引き起こすことがあります。

    痛風の特徴

      • 突然の激しい痛み: 特に足の親指の付け根がよく影響を受け、痛みが非常に強いです。

      • 腫れや赤み: 影響を受けた関節が腫れて赤くなることがあります。

    高尿酸血症の原因

      • プリンの過剰摂取: 肉やシーフード、アルコールなどに多く含まれるプリンを多く摂取すること。

      • 腎機能の低下: 尿酸の排出が不十分な場合。

      • 遺伝的要因: 家族歴がある場合、リスクが高まります。

    高尿酸血症と痛風の治療

      • 食事の改善: プリンを多く含む食事を控え、水分を多く摂ることで尿酸の排出を促進します。

      • 薬物療法: 尿酸値を下げる薬(アロプリノールなど)や痛風発作を緩和する薬が処方されることがあります。

      • 生活習慣の改善: 適度な運動や体重管理も重要です。

    高尿酸血症や痛風は、早期に発見し適切な治療と生活習慣の改善を行うことで、症状の管理と予防が可能です。